警察官から府会議員へ
現在府議会議員として大活躍の酒井さん。政治家を目指されたきっかけは?
私はもともと警察関係の仕事をしていました。交番のブロック長をしていた時、「寂しかったから・・・」という理由でお金があるのに万引きをしたおじいさんがいました。警察官の仕事だと、そのおじいさんを諭すことや罪を償いなさいよと言うことはできますが、本当の寂しさを解消することはできないんですよね。そのような事を解決出来る仕事って何なのだろうと考え始めたのが1つ。
もう一つは、阪神淡路大震災の時にレスキュー隊で神戸に行き、小学1年生の男の子を瓦礫(がれき)の山から58時間ぶりに救出できたんです。人を助ける警察という仕事に誇りを感じました。
その警察という仕事でも救えない人達がいる。次の段階で警察という仕事でも救えない人達を救える仕事に携わりたい!後ろ姿に感謝してもらえる政治家になりたい!と志したんです。
以心伝心、深い絆で結ばれた関係
早いもので、約5年のお付き合いになりますが、私たちは酒井さんにとってどのような存在ですか?
私の仕事で求められる《聞く》と《知らせる》。
そのうちの《知らせる》ということは「社会を動かす」ということに即つながりますので「知らせ方」というのがとても大事だと思っています。普段は議会報告の広報紙やビラ等を活用してお知らせしており、その作成をおまかせしていますが、今までのおつきあいから生まれる人間関係・信頼関係があるからこその文章・デザイン表現でうまく伝えていただいています。
そういった意味で心強く頼りにしていますし、私の政治活動の一つを担っていただいてると思っています。
また、選挙グラフィックさんと取引のある他の議員さんとの会話の中でも、評判いいですよ。
最少不幸社会を目指しコツコツと
最後に酒井さんの今後の夢と、目指されるところは?
地域のことを想う市民と政治家が集まれるようなことを、イメージとして常に持っておきたいなと思っています。地域のためにみんながどう思っているのか、この人の意見・考えがいいねと思うのが必ずでてくるはずです。それを、しっかりと市会議員と府会議員の私と市民のみなさんとがタッグを組んで一つの形にしていく事。とにかく、まず「ひとつ」形を作らないといけないと思っています。
こんな考え方があります。
最大多数の最大幸福。より多くの人が大きな幸福を得ようとするという考え方と、最少不幸、不幸を感じる人を少なくしましょうという考え方。選挙になると候補者は、多くの人が幸せになる社会を目指しますと訴えます。しかし、不幸を感じている人を少なくするという部分にしっかりスポットライトを当てられるかどうかが、これからの政治家に求められることだと思っています。そこにスポットライトを当てられるようなまちを創りたい、先ほどの万引きしたおじいさんのような寂しい人をなくしたいというのが私の希望です。